髪に摩擦、ダメ、絶対!

美容

「あー、上手くできないよ……」髪が長くなってきたかべちゃんがかんざしで髪をまとめるのに挑戦していて苦戦している。苦戦しているかべちゃんを尻目に美容院に行ってきた。美容院で髪の手入れはミニ四駆の手入れに似ている事を学ぶ事になった。

私とかべちゃんは同じ美容師さんに髪を切ってもらっている。私が東京に出てきて初めて行った美容院で髪を切ってくれた美容師さんだ。産休で休まれていた期間を除いてずっと髪の事を任せている。かべちゃんも結婚を機に東京に出てきてからは同じ人に髪を切ってもらっている。そんな訳で我が家の髪の第一人者はこの美容師さんなのである。

髪を切ってもらっている間の雑談でかべちゃんがかんざしで苦労していた話を相談した。かんざし一本で髪をまとめるのは結構難しい事だと言われた。かべちゃんが見ていた動画ではいとも簡単にやっていたが、それなりの技術が必要らしい。

この日は何故かかべちゃんの髪の事ばかり話していた。次に相談したのは髪の洗い方についてだ。私は基本的に短髪なので少量のシャンプーでも綿菓子の如く泡立つ。かべちゃんが洗っている時には全然泡立っていない事が気になっていたのだ。洗い方のポイントを2つ教えてもらった。1つめは予洗いをしっかりする事。髪を洗う前に良く梳いておく事で汚れを落とし、髪を濡らす際にもしっかり洗っておく事で泡立ちが良くなるそうだ。2つめは頭皮を洗う事。シャンプーは頭皮の汚れを落とす事が目的なので毛先の方は頭皮で泡だった泡を付けるくらいで良いそうだ。

次に教えてくれたのはトリートメントについてだ。かべちゃんが前回美容院に行った後からトリートメントを毎日付けているのだ。その事を美容師さんに報告したら毎日やっていてえらいと褒められた。トリートメントのコツとしてはシャンプーとは逆で毛先に付ける事が重要なのだそうだ。毛先は摩擦でダメージを受けているのでトリートメントで栄養補給してやるのだそうだ。頭皮には毛先に付けたあまりを付けるくらいで良いそうだ。さらにテクニックとしてトリートメントを付けた後に100円均一で売っているような目の粗いブラシで梳く事で髪の毛にまんべんなくトリートメントが馴染むそうだ。これは実際にかべちゃんで試したところ、劇的な効果を発揮している! トリートメントをされている女性は試してみて欲しい。

次に長い髪の乾かし方を教えてもらった。乾かす時のコツはとにかく上から下。髪の毛のキューティクル根元から毛先に向けてウロコのように重なっているので、下から上に風を当ててしまうとキューティクルに逆らう事になり絡まる原因になるそうだ。とにかく上から下に根本から乾かしていって根本に当てていた風が流しそうめんのごとく毛先の方に流れていって乾かすイメージだ。乾かす前に先ほどの100均ブラシで梳かしておくのも効果的だそうだ。

前回美容院に行った際にかべちゃんはヘアオイルを買ってきて来ていた。このヘアオイルはいつ付けるのかを聞いてみた。乾かす前には絶対付けて欲しいそうだ。髪を乾かす際は摩擦が起きて髪を痛める原因になる。ヘアオイルを付ける事で摩擦を軽減し、熱でヘアオイルの効果が髪に浸透していく事で栄養補給にもなるそうだ。ヘアオイルは出かける前に付ける事でほこりや摩擦から髪を守る効果もあるので出来れば出かける前にも付けると良いそうだ。

美容師さん曰く「髪の最大の敵は摩擦」だそうだ。一番摩擦が起きるのは首の後ろだそうだ。一番髪が絡まりやすいそうだ。ミニ四駆を速くするためにはギアなどの摩擦が発生するところにグリスという油を塗って滑らかに動くようにする。髪をきれいに保つ為にもヘアオイルなどを駆使して摩擦を押さえる必要があるという事だ。

こうして短髪の私が長い髪の手入れについて詳しくなった。美容師さんからかべちゃんに直接教えてくれたら良いのにと帰り際に言ってみたら、「旦那さんが理論を理解して手伝ってあげるときれいになるよ」と言われた。確かに理論を知って実践すると効果は絶大だ。三角形の相似の理論でスペアを取れる事を知ってからボウリングのスコアが劇的に上がった経験を思い出した。

家に帰ってから今日習った事を一つずつ、かべちゃんに教えていって実践していった。日に日に髪がきれいになっている。髪を上から下に乾かすのが難しいようなので時間がある時は私がドライヤーで上から下に風を当てている。その間かべちゃんが同時にブラシで梳く事で乾いた時にはとてもきれいになっている。

理論を理解してお手入れする事で長い髪もきれいに保つ事が出来ますよ。是非、実践してみて下さい。男性もパートナーの髪を一緒にお手入れする事できれいなパートナーと過ごす事ができますよ。

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