ドラゴンクエストとの違いからご紹介するファイナルファンタジー2の魅力

ドラゴンクエストとの違いからご紹介するファイナルファンタジー2の魅力 ゲーム

「斬新だなぁ」FF2をプレイし始めてからすぐ私が口にした感想である。私はずっとドラゴンクエストをプレイしてきたが、ファイナルファンタジーはほとんどプレイしたことがなかった。そんな私はファイナルファンタジー2を初めてプレイして色々衝撃を受けた。それを今回はご紹介しようと思う。ファイナルファンタジー2をプレイするキッカケになってくれれば幸いである。

ビュッフェ的な要素

ドラゴンクエストでは経験を積んでレベルが上がることで魔法を覚える。しかし、ファイナルファンタジー2では魔導書を使うことで魔法を覚えることができる。しかも、誰でもどんな魔法でも覚えられるのだ。16個までという制限はあるが、全員に攻撃魔法と回復魔法を覚えさせて賢者的な働きをさせる事も可能なのだ。

魔法の威力も異なる。ドラゴンクエストではメラ→メラミ→メラゾーマのように威力の強い魔法を順に覚えていく。威力が強いほど必要となるMPも大きくなる。ファイナルファンタジー2では火属性の魔法はファイアしか無い。しかし、ファイアを使い続けることでファイアのレベルが上がっていく。レベルが上がるごとに威力が強くなる。消費するMPはレベルと一緒なので威力が上がるほど消費するMPも大きくなるのだ。

魔法の範囲も異なる。ドラゴンクエストではメラ系は単体、ギラ系はグループ、イオ系は全体と範囲が魔法によって決まっている。ファイナルファンタジー2では単体と全体を切り替えることができるのだ。単体で唱えれば1体へ与えるダメージは大きくなり、全体に唱えると1体1体へのダメージは小さくなるが複数体にダメージを与えることができる。敵の強さや状況によって範囲を切り替えられるのは戦闘の幅が広がって面白い。

FF2の魔法は自分の好きなように組み合わせたり状況によって使い分けたりできる。まるでビュッフェのように。皿に盛れる数には制限があるのでご注意を。

アスリート的な要素

ゲームなのにアスリート的とはこれ如何にと思われたかもしれない。

ドラゴンクエストではモンスターを倒すことで経験値を得て、経験値が貯まることでレベルが上がって強くなる。しかし、ファイナルファンタジー2にはなんとレベルが存在しないのだ。ではどうやって強くなっていくのか? それは練習である。

戦闘で攻撃をすれば力が上がり、ダメージを受けてHPが減るとHPが上がり、魔法を使うことで知性とMPが上がる。つまりキャラクターによってどのように強くしていきたいかを考えてそれに合わせた行動を行う必要があるのである。

しかも、武器ごとにもレベルがある。剣を使えば剣のレベルが上がり、斧を使えば斧のレベルが上がるのである。ストーリーが進んで強い武器を手に入れたとしても、その武器を取り扱う練習をしていなかったら全然ダメージが当たらないのだ。

武器だけではなく盾にもレベルがある。ファイナルファンタジー2では左手と右手に装備することができる。両手に武器を装備してダメージをたくさん与えることもできるし、利き手に武器、片手に盾でバランスを保つこともできる。普段は両手でボスだけ盾を装備しようと思っても盾のレベルが上がっていないと防げないのだ。弓は両手を使う特殊な武器で盾を装備できない。その代わりに後列からでもダメージを通すことができる。

このようにファイナルファンタジー2ではどのように強くしていくかを考えてそれに合わせてモンスターとの戦闘で練習を繰り返してしていく必要があるのだ。それこそアスリートのように。

逆転裁判的な要素

主要な人物と会話をした際にキーワードが赤文字で表示されるのである。キーワードが含まれる会話では『おぼえる』と『たずねる』を行うことが出来るのだ。キーワードを覚えて、たずねることで新しい情報が引き出せるという訳だ。ある人から得た情報を別の人にたずねることでストーリーが展開していく。覚えるのを忘れたり、適切にたずねることができないとストーリーが進まないという訳だ。

ドラゴンクエストだと会話の内容を自分で覚えておいて、自分で情報をつなぎ合わせてストーリーを進めることになる。基本的に会話を聞き漏らさなければストーリーは進められる。しかし、ファイナルファンタジー2では適切にキーワードをたずねることができなければストーリー自体が進まない。逆転裁判で証拠を集めて適切に組み合わせないと無罪を勝ち取れないのと似ている。

ドラゴンクエストには無い面白い要素だと感じた。

最後に

ファイナルファンタジー2は逆転裁判的な要素のおかげでストーリーがしっかりしている。様々なキャラクターとの出会いと別れ。

ピクセルリマスター版ならではかもしれないが衝撃的な事がもう1つある。ネタバレになってしまうのでここでは書かないが、キャラクターの名前を決めてプレイを開始した直後にはその衝撃を感じる事ができるので気になる方は是非プレイしてみて欲しい。

今までドラゴンクエストしかプレイしたことが無かった人はドラゴンクエストとの違いを感じながらプレイすると楽しめる。ここに書いたこと以外にもたくさんの違いがある。かつてファイナルファンタジー2をプレイした事がある人も懐かしさを感じながらプレイしてみてはいかがだろうか。どちらもプレイした事がない人にはドラゴンクエストとファイナルファンタジーに興味を持つキッカケになってくれれば幸いである。

ファイナルファンタジーの1〜6は昨年ピクセルリマスター版が発売されて遊びやすくなっている。是非この機会に遊んでみてはいかがでしょうか?

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