「エストロガノッフィとアイスコーヒーを食後に」昼過ぎに終わった打ち合わせの帰り道、行ってみたかったお店で遅めのランチをすることにした。『エストロガノッフィ』って一体なんだ？
私はコーヒーが趣味でコーヒー豆を自分で挽いてコーヒーを楽しんでいる。コーヒー豆が無くなると美味しいコーヒー豆を売っているお店を探しては買いに行く。職場の近くで自家焙煎のコーヒー豆を売っているお店を探しているときに見つけたのが『アシストコーヒーロースタリー』だ。私の職場からは少し遠いので行く機会がなかったが今日は打ち合わせが昼過ぎに終わり、遅めのランチを食べるのに足を伸ばしてみた。
ランチを注文してまず出てきたのはサラダ。レタスとにんじんとミニトマトのシンプルなサラダだ。一口食べてみると美味い。何が美味いのかと味わってみるとドレッシングが美味しい。メニューをよく見ると「東京都檜原村の柚子胡椒を使用したドレッシングをご賞味ください」と書いてある。なるほど、確かに柚子胡椒だ。柚子の風味が効いているが、辛すぎず、程よい酸味によくあっている。野菜のおいしさを引き立たせる美味しいドレッシングのおかげでペロっと食べられた。ミニトマトも甘くて美味しかった。
サラダを食べ終えてしばらくするとカレーライスのようにご飯にルーのかかった料理が運ばれてきた。これが謎の呪文料理『エストロガノッフィ』ようだ。色は薄いオレンジ。黄色いサフランライスと相まってゴッホのひまわりのような見た目だ。恐る恐る食べてみるとこれまた美味い！ この味を表現する言葉を持ち合わせていないのが非常に残念だが、えもいわぬ美味さだ。メニューの説明書きによると「牛肉、玉ねぎ、パプリカをトマトクリームソースで煮込み、東京都檜原村で採れた肉厚マイタケをたっぷり入れました」とある。パプリカが強いのかトマト感は強くなく今まで食べたことの無い味わいで無心で食べたらあっという間になくなってしまった。ぜひ皆さんも自分の口で味わってみて欲しい。
『エストロガノッフィ』を食べ終わるとアイスコーヒーが運ばれてきた。ロースタリーなのでその場でアイスコーヒーを入れてくれることを期待したが残念ながら冷蔵庫から取り出したボトルからグラスに注がれた。残念に思いながら飲んでみると見事に期待を裏切られた！ とてもフルーティーな香りの美味しいアイスコーヒーだった。ちゃんとお店で入れたアイスコーヒーだとすぐに分かった。アイスコーヒーをただの苦くて黒い水だと思っているような人には是非飲んでもらいたいアイスコーヒーだ。普段、缶やペットボトルのコーヒーしか飲んだことが無い人もはっきり違いを感じられると思う。コーヒーを美味しいと思ったことが無い人には是非このアイスコーヒーを飲んでもらいたい。コーヒーのフルーティーさはアイスの方がはっきり感じられると思うのでアイスがおすすめだ。
コーヒーがあまりに美味しかったのでレジ横にあるチョコクッキーも追加で注文してしまった。チョコレートはコーヒーとの相性がとても良い食べ物だと思う。このクッキーは別のお店で作られたもののようだが手作り感があり、大きめのチョコチップがザクザクしていて美味しく、コーヒーにも良くあって大満足だった。
コーヒーが美味しかったのでコーヒー豆を買って帰ろうとコーヒーを飲んでいる時から思っていた。カウンターには瓶に入ったコーヒー豆が並んでおり、どれもシングルオリジンのようだ。初めて行くお店ではお店の名前を冠したブレンドを買うようにしているのだが無さそうだった。美味しかったアイスコーヒーの豆はどれか聞いてみると「ブラジルとベトナムのブレンドです」と返ってきた。「ブレンドは無理ですよね？」と聞くと「できますよ」と言われたのでブレンドを買うことにした。お店の人と会話することでメニューに無いコーヒー豆を買うことができて得した気分になる。
コーヒー豆を用意してもらっている間、お店の中を見回すと何か売っているコーナーがあった。何気なしに見ていると『東京ひのはら村青ゆずこしょう』なるものが売っていた。「これってドレッシングに使われている柚子胡椒ですか？」と尋ねるとYESとの事。ドレッシングが美味しかったのでこの柚子胡椒も買って帰ることに。1回のランチなのに色々追加注文をして散財してしまったが、良いお店を見つけた満足感の方が勝った。
マスターの話によると『エストロガノッフィ』はブラジル料理だそうだ。ランチは日替わりでメニューは1つのみ。どの曜日にも呪文料理が並んでいた。今のオフィスにいる間は通って呪文料理をコンプリートしたいと思う。皆さんも小伝馬町でランチを食べる際には『アシストコーヒーロースタリー』を候補に入れてみてはいかがでしょうか？
