『ジーパンを買うだけの話』を盛り上げた話

ライティング

「ジーパンを買うだけの話のクライマックスってどうすれば良いのだ?」思わずつぶやいていた。
ライティング・ゼミの第三講を受講した帰り道、今日書いた『ジーパンを買うだけの話』は全然ダメだと感じた。
書き直しを決意したものの、どうすれば良いか分からず、思わず途方に暮れていた。

 

この4月から天狼院書店のライティング・ゼミを受講している。
ライティング・ゼミでは毎週課題の提出がある。
提出した課題は天狼院書店の担当の方が読んでコンテンツとして認められれば天狼院書店のホームページに掲載され、認められないとフィードバックがもらえる。

私はここまで4回提出して掲載は最初の1回だけだった。
3回続けて不掲載という結果に落ち込んでいた。
もらったフィードバックは自分なりに修正した後にブログにアップしていた。
フィードバックで指摘される内容は理解できるのだが、フィードバック無しに最初からコンテンツとして認められる文章を書くにはどうしたら良いか全然分からなかった。

ライティング・ゼミの第三講は名古屋が講師登壇会場となっていた。
ゴールデンウイークという事もあり名古屋会場で受講する為に帰省した。
ブログの数少ない読者である母からブログの感想を聞いてみた。
その結果、「『です』とか『ます』が多くて読みにくい」と厳しい感想が返ってきた。
自分でも何となく気づいてはいたが、身近な読者から直接言われると心に響く。
読みにくいという事は第二講で習ったリーダビリティが低いという事だ。
その点について気を付けて書いてみたのが、『ジーパンを買うだけの話』だった。

リーダビリティの問題の他に、私の書く文章には抑揚が無いと常々感じていた。
感じてはいたが、『ジーパンを買うだけの話』をどのように盛り上げれば良いのかまったく見当がついていなかった。
その解決策が第三講の講義にはあると感じた。
ストーリー要素の取り入れ方と感動曲線を意識すれば良くなるかもしれないと糸口は見えたのだが、出来る気はしなかった。

 

GWの最終日の日曜日には新幹線の切符が取れなかったので、講義が終わった後の新幹線で帰る事になっていた。
駅弁とお土産を買って新幹線に乗り込んだ。駅弁を食べた後、普段なら音楽を聴きながら東京まで寝て過ごすのだが、今日は『ジーパンを買うだけの話』を書き直す事にした。

普段はノートパソコンで書いているのだが、荷物になるので持って来ていない。
スマホでは元の文章を直す事が出来ないので、一から書き直す事にした。
スマホの小さい画面に第三講でならったポイントを整理して書き始めた。

 

ABCユニットには問題無いと思うので、さっき習った事を実践する事に集中した。
講義を聞いているだけではどのように取り入れれば良いか分からなかったポイントが実践してみる事で取り入れ方の基礎みたいな部分を少し理解できたような気がした。
時間が経つのも忘れて書き続けて、品川に着く頃には書き終わった。
全然面白くなかった『ジーパンを買うだけの話』をしっかり盛り上げる事が出来たと思う。

 

書き終わった文章をかべちゃんに読んでもらった。
かべちゃんはすでにライティング・ゼミの受講が終わっており、16回中13回掲載になった私の師匠だ。
その師匠に読んでもらった結果、「凄く良くなっている」と言ってもらえた。
自分でも少し手応えを感じていたので、方向性は間違っていなかった事に安心した。
後日、『ジーパンを買うだけの話(改)』は第5回の課題として提出した。
その結果、掲載になったのでお墨付きをもらえた気がする。

第三講で習った内容には明石家さんまのトーク技術のように何の変哲もない話を盛り上げる術が詰まっていた。

正直、ライティング・ゼミを受講する前も、第二講まで受講した時点でも効果があるのか疑問に思っていた。
しかし、第三講を受講し実践した今、その威力を目の当たりにしている。
あと五講で更にどれだけのスキルを身に付けられるのか今からワクワクする。
残念ながら、この記事で出てきたキーワード(ABCユニット、ストーリー要素、感動曲線など)を詳しく説明する事は出来ない。
少しでも気になる方や読ませる文章を書けるようになりたい方は天狼院書店のライティング・ゼミの門を叩いてみる事をお勧めする。

是非読み比べてみて下さい。
・修正前の『ジーパンを買うだけの話』はこちら
・修正後の『ジーパンを買うだけの話(改)』はこちら

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