炒飯は絵画

グルメ

私は炒飯が好きです。小学生の自由研究のテーマにするほどです。自分で炒飯を何度も作るうちにそこらの町中華よりもおいしく作れるようになりました。私が炒飯を作るポイントだと思う事や炒飯を作る時にやっている事をご紹介します。

たどり着いた結論は炒飯を作ることは絵を描くことに似ているということです。みなさんも絵を描くように気軽に炒飯作りにチャレンジしてみて下さい。

 

まずは道具です。鉄のフライパンだけは必須です。テフロン加工のフライパンを強火で使うのは止めましょう、健康に悪いです。私の家はガスですが、最近ではIHもガス並みの火力が出るそうです。IHでも使える鉄のフライパンがあればIHでも作れると思います。私は鉄の中華鍋を使っています。あとは混ぜるためのお玉です。フライパンの場合は木ベラでも良いかもしれませんが、炒飯らしく盛り付けられるお玉がお勧めです。

 

次は材料です。材料はねぎ、チャーシュー、卵、ご飯のみです。炒飯の基本の材料はこれだけです。調味料は塩、こしょう、鶏ガラスープの素です。鶏ガラスープの素は好みで中華あじなどに変えても良いです。

私が材料でこだわっているポイントはチャーシューとご飯です。チャーシューは変に甘い味がついておらず、タレが付いていない物で、シンプルに素材の味で勝負しているようなチャーシューを見つけて下さい。お肉屋さんで売っているチャーシューや中華料理屋さんで売っているチャーシューで美味しいのを見つけておくのがベストです。次にご飯ですが、必ず温めておいて下さい。

30年前の自由研究では冷凍ご飯の方がパラパラになると報告をしましたが、誤りでした。その頃は信じて疑っていなかったのですが、冷凍のままだと中華鍋に入れた際に温度が下がってしまうのでパラパラになりません。分量はお好みですが、少量ずつ作ると失敗する確率が下がるのでご飯はお茶碗一杯が良いです。

塩は小さじ3分の1くらい、鶏ガラスープの素は小さじ1くらい。卵1個は溶いておきましょう。ねぎは輪切りか粗みじん切り、チャーシューは1~2枚を5ミリ角くらいに切ります。こしょうはお好みですが、入れ過ぎない方が良いと思います。作り始めたら時間が勝負なので調味料は1つの皿にまとめておくと慌てなくて良いです。

 

では、作りはじめましょう! 強火で中華鍋を熱します。火力はずっと強火で良いです。煙が出てきたら油を大さじ1強入れてさらに熱します。鍋全体に油をなじませます。ここで油があったまる前に卵を入れると焦げてしまうので、焦らずに油がなじむのを待ちます。

油がなじんだら卵を投入します。卵を入れたらすぐにご飯も投入します。間を開けてしまうと卵に火が通ってしまい一体感が無くなってしまうので注意して下さい。卵とご飯が一体になるように良く混ぜます。

中華鍋に慣れてきたら中華鍋を振って卵とご飯を飛ばしてみましょう。できるようになるとパラパラ感が増します。慣れないうちは着地に失敗してこぼす事もあると思いますが、何度も失敗するうちにできるようになります。できるようになると気持ち良いですよ!

卵とご飯が混ざったらねぎとチャーシューを投入してさらに混ぜ続けます。ねぎに火が通って香ばしい香りがしてきたら、調味料をまんべんなくふりかけて、さらに混ぜます。全体が良く混ざったら出来上がりです!

お玉に炒飯を入れて皿に盛り付けましょう。お玉に入れる事が出来れば中華料理店で出てくるように丸くお皿に盛り付ける事が出来ます。私はまだ中華鍋を振ってお玉に入れる技を習得していないので全部をきれい盛り付けることができないのが残念です。いつかできるように練習を続けます。

 

絵を描くのに難しい道具は必要ありません。紙と鉛筆があれば描けます。風景や好きなキャラクターなど材料もすぐに集められます。手順も簡単です。紙に筆を走らせればよいです。しかし、上手に描くのは難しいです。どうでしょうか、炒飯作りに似ていませんか?道具や材料は簡単に手に入り手順は簡単、でも美味しく作るのは難しい

ポイントを押さえると絵も上手になります。炒飯もご紹介した内容をまねしてもらうと、今までよりずっと美味しくできると思います。今日のご飯は絵を描く気軽さで炒飯を作ってみませんか?

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